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STaD×聖隷佐倉市民病院「自宅での褥瘡(じょくそう)予防について」 | トピックス | すたっとTV

健康チェック

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STaD×聖隷佐倉市民病院「自宅での褥瘡(じょくそう)予防について」

2022/05/29

 皮膚・排泄ケア認定看護師は、人工肛門・膀胱のケア、褥瘡(床ずれ)の予防およびケア、おむつかぶれのケアなどを実施しています。
 今回は、褥瘡の予防方法、対策についてご紹介します。褥瘡とは、?時間同じ姿勢(例:座っている、寝たきり)で、圧迫や摩擦、ずれが加わると、骨と皮膚の間の血管が押しつぶされて血行不良となり、皮膚や皮下組織に栄養や酸素が行き届かなくなります。 その結果、皮膚の細胞の一部に赤みや傷が出来てしまうことをいいます。


●寝たきりで自分で向きを変えられない
●痩せていて、骨が出ている
●関節が拘縮し、動かしにくい
●オムツを着用し蒸れる


●身体の向きを変えましょう!
身体の同じ部分に長時間の圧迫がないよう、定期的に身体の向きや姿勢を変えます。
●寝ている寝具を検討しましょう!
厚めの軟らかいマットレスやエアマットレスなどを活用します。場合により介護保険でマットレスのレンタルをすることが可能なため、ケアマネージャーさんに相談しましょう。
●寝衣を検討しましょう!
肌さわりが良く、通気性や吸湿性の良い物を着用します。寝衣のしわ、縫い目が肌に当たらないよう注意します。
●身体の清潔保持を心がけましょう!
オムツを着用し尿や便の排泄物や汗が皮膚に付着すると、皮膚へ刺激が加わります。撥水剤(サニーナRなど)を活用し、排泄物が皮膚へ付着するのを予防しましょう。また、擦って拭くと皮膚の負担になるので、押し拭きがお勧めです。

 皮膚の色が赤くなった場合は、赤くなった部分が当たらない様に体の向きを変えましょう!皮膚の色が黒くなった、皮膚が剥けたなどの場合は、病院に受診し診察を受けましょう!また、ケアマネージャーさんに相談して、訪問診療で診察を依頼することも可能です。

皮膚・排泄ケア認定看護師 青木 佐紀子