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いきいきライフ

いきいきライフ「佐倉アコーディオンサークル 風車」vol.1 2007年2月

2008/09/23

佐倉の春の風物詩、佐倉チューリップまつりで、風車を背にアコーディオン演奏を披露している皆さんをご存知でしょうか。会の名前にも「風車」を取り入れ、名実ともに地域を代表するアコーディオンサークルとなるよう、現在奮闘中です。

練習風景と会の皆さんのインタビューをお届けします。

佐倉アコーディオンサークル「風車」は、平成16年7月に発足。発起人である三浦孝男さんと数名の仲間で立ち上げ、コンサート活動などを通して、2年半で約15名の会員数になるまで成長しました。
練習は、毎月第1・3日曜日の午前中。会場であるミレニアムセンター佐倉に、20代から60代の幅広い年齢層の方が、佐倉市を始め、酒々井町、成田市、八街市、船橋市などから集結します。講師は、日本を代表するアコーディオン奏者である山岡秀明さんと、奥様でソプラノ歌手の丘ひろこさんご夫妻。この日の練習では7曲を演奏。途中、リズムや音が合わないと、指揮を務める丘先生からすぐに指導が入ります。練習は1〜4番のパートからなる4部合奏で行われており、小節やパートごとに入念に確認。「1番と2番、互いに音を聴き合うように」「3番と4番、自信を持ってしっかり弾いて」「日本の歌ですから、日本人の心に訴えるように弾いて下さい」「最後はフォルテ〜!」というように、符号から曲の情感にいたるまで、細かい指導の声が飛びます。練習の2時間は、普段のやわらかい雰囲気とは異なり、背筋がピンと伸びるようないい緊張感の中、丘先生の細部に渡る熱心な指導が続きます。また、言葉だけで伝わりにくい時には、山岡先生自らがアコーディオンを弾いて手本を示すといった、ニ人三脚による指導も見られました。3月18日には、山岡先生と丘先生によるコンサートが佐倉市で予定されており、会員達も賛助出演することから、発表曲の練習では特に集中力が高まります。指導する側も演奏する側も熱が入り、繰り返し練習が行われました。昨年11月に行った会員達による第1回目の発表演奏会では満員の観客の中、猛練習の成果を披露。会員一同、より一層の向上心に包まれ「第2回目の発表会を!」の声が早くも上がっています。
会では、アコーディオンを始めて数ヶ月の初心者から、30年の経験を持つベテランまでが、様々なジャンルの曲を一緒に演奏。「互いの音を聴いて、一つの楽曲を仕上げていくのは何よりの喜び」と、会員の方。そして「これからもチームワークを保ちながら技術の向上をはかり、慰問活動などのボランティア演奏も行って、地域に密着したサークルとして頑張っていきたい」と抱負を語るのは、代表の三浦さんです。
この日は、一年を締めくくる最後の練習日だったことから、午後には打ち上げも行われ、発表会の映像上映会や、会員が自由に演奏を披露するお楽しみミニコンサートも開催。和気あいあいとした雰囲気の中、今後の目標に向けて会員達は心を新たにしていました。
佐倉アコーディオンサークル「風車」は、アコーディオンの魅力をより多くの人に伝えるため、これからも様々な場面で自分達の音を奏で、アコーディオン合奏の素晴らしさと、心あたたまる楽しいひとときをたくさんの人に届けていきます。

(問)佐倉アコーディオンサークル「風車」 代表 三浦さん
  043(485)1497